初心者の方がまず最初に悩むのが服装や持ち物。
「どんなものを揃えたらいいの？」
「手っ取り早くレンタルで間に合わせることは可能？」
富士登山を人生の記念に・・・という捉え方をしている人にとっては、使用頻度の少ない道具を全て買い揃えることに抵抗を感じるのも無理はないでしょう。
結論から言いますと、主要な装備の大半はレンタル可能です。
実際に「富士登山装備フルレンタルセット」を取り扱っている業者も目立つようになってきました。
ですが、なるべく自分で揃えておくのがベターという最低必需品はあります。
いわゆる『山登りの三種の神器』と呼ばれている、ザック・靴・雨具です。
富士登山は観光旅行ではありません。
厳しい自然環境の中に身を委ねることになるので、きちんと対応出来る備えがないと遭難に繋がります。
詳しいことは後で述べますが。
このザック、靴、雨具の３点に関しては、自分の命を守る道具というくらいの感覚であってほしいのです。
実際に現物を手に取り、操作性や機能性などを事前に確認しておく必要があります。
特に靴は重要です。
誰もが感じたことはあると思いますが、靴というのは履いているうちに徐々に自分の足に慣れてくるもの。
最初からぴったりマッチする靴というのはなかなか無いでしょう。
登山用の靴は厚底で独特の履き心地がありますから、普段履く靴以上に、ある程度履き込んで自分の足に馴染ませてやる必要があるのです。
長時間の山道歩きは快適な都会の舗装道路を歩くのとは勝手が違います。
なんとなく靴がしっくりしない、馴染んでいないという状態で歩き続けるのは苦痛でしょう。
やはりこの３点については自分で揃え、富士登山の前に近郊の山歩きで慣らし運転をしておくのが望ましいですね。
次に必要な装備品として、帽子、ヘッドランプ、トレッキングポール、フットスパッツなどがあります。
この内、帽子とヘッドランプは登山の必需品です。
ポールとスパッツについては、あると助かるアイテムと言えるでしょう。
これらは、必ずしも自分のものを買い揃えなくても、レンタルでも十分に対応は出来ます。
ポールについては別途詳しく説明していますので、確認して下さい。
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